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GA4・サーチコンソールで自社サイトを月1点検|30分の手順

GA4・サーチコンソールで自社サイトを月1点検|30分の手順WEBマーケティング

「ホームページを作ったときに、制作会社がGoogleアナリティクスとサーチコンソールを入れてくれたらしい。でも、一度も開いたことがない」。中小企業やお店の経営者の方から、こうしたお話をよく伺います。数字を見る習慣がないと、問い合わせの減少やサイトの不具合に気づくのが何か月も遅れてしまいます。

この記事では、Webの専門知識がない中小企業の経営者・店舗オーナー・ホームページ担当者の方に向けて、GA4(Googleアナリティクス4)とSearch Console(サーチコンソール)を使い、自社サイトを月1回・30分ほどで点検する手順を解説します。画面の名前や数字の意味は、Googleの公式ヘルプをもとに確認したうえで整理しました。

「入れただけ」のアクセス解析は、もったいない

まず、2つのツールの役割をかんたんに押さえておきましょう。

  • Search Console:Google検索の中で、自社サイトがどう表示され、どれだけクリックされたかを教えてくれる無料ツール
  • GA4:サイトに来た人が、どこから来て、どのページを見て、問い合わせなどの行動をしたかを記録する無料ツール

たとえるなら、Search Consoleは「お店の前を通った人と、入口のドアを開けた人の数」、GA4は「店内でどう動き、レジまで来たか」を見る道具です。両方を見ることで、集客のどこでつまずいているのかがわかります。

毎日でなくてよい。目安は「月1回」

「毎日チェックなんて無理」と思われるかもしれませんが、心配はいりません。Googleの公式ドキュメントでも、Search Consoleには毎日ログインする必要はなく、新しい問題が見つかればメールで通知されると説明されています。そのうえで、データが安定しているか確かめるため、月に1回程度はチェックすることがすすめられています(Google 検索セントラル「Search Console の使い方」)。

普段は通知メールに気を配り、月1回だけ決まった項目を見る。これで十分な「健康診断」になります。

点検を始める前の3つの準備

点検の前に、次の3点を確認しておくとスムーズです。

  1. 自分のGoogleアカウントでログインできるか:制作会社のアカウントだけに権限があると、自社では見られません。自社のアカウントにも閲覧以上の権限を付けてもらいましょう。
  2. 問い合わせが「キーイベント」として計測されているか:GA4では、問い合わせ完了など事業にとって重要な行動を「キーイベント」として印を付けて計測します。以前は「コンバージョン」と呼ばれていた項目で、現在はキーイベントという名前に変わっています(アナリティクス ヘルプ)。設定されていないと、問い合わせ数がGA4に出てきません。
  3. GA4とSearch Consoleがリンクされているか:リンクすると、GA4の画面でも検索キーワードと、その後のサイト内での行動をあわせて分析できるようになります(アナリティクス ヘルプ)。

あわせて、GA4の「データの保持」設定も見ておきましょう。保持期間は2か月か14か月から選べ、細かく分析する「探索」レポートで使えるデータの期間に影響します(アナリティクス ヘルプ「データの保持」)。前年と比べたい場合は14か月にしておくと安心です。

ノートパソコンのアクセス解析画面とタブレットのカレンダー、チェックリストで月1回のホームページ点検を表したイメージ

手順1:Search Consoleで「検索での見られ方」を確認する

最初に開くのは、Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートです。

まず見るのは4つの数字だけ

画面上部には、次の4つの指標が表示されます(Search Console ヘルプ)。

  • クリック数:検索結果から自社サイトがクリックされた回数
  • 表示回数(インプレッション数):検索結果に自社サイトが表示された回数
  • CTR(クリック率):クリック数を表示回数で割った割合
  • 平均掲載順位:検索結果で表示された順位の平均

ポイントは、数字の「大きさ」より「変化」を見ることです。表示回数は増えているのにクリック数が増えていなければ、検索結果に出ているタイトルや説明文が魅力的でない可能性があります。Googleも、表示回数が変わらずクリック数だけ減った場合は、タイトルやスニペット(説明文)が内容を伝えきれていない可能性を挙げています(Google 検索セントラル)。

「比較」で前の期間・前年と並べる

日付の設定にある「比較」を使うと、前の期間や前年同期と並べて表示できます。業種によっては季節で検索数が大きく変わるため、前月だけでなく前年同月とも比べるのがおすすめです。Search Consoleでは過去16か月分のデータを確認できます。

「クエリ」と「ページ」の表で中身を確認する

グラフの下の表では、「クエリ」(検索されたキーワード)と「ページ」ごとの数字が見られます。月1回の点検では、次の2点を確認しましょう。

  • 自社の主力サービス名や地域名を含むキーワードで表示されているか
  • 問い合わせにつながりやすいサービス紹介ページがクリックされているか

想定外のキーワードばかりなら、ページの内容とお客様の言葉がずれているサインです。

手順2:Search Consoleで「トラブルの兆し」を確認する

次に、サイトに問題が起きていないかを確認します。主に見るレポートは次の4つです。

  • ページのインデックス登録:Googleに登録されたページと、エラーなどで登録されていないページがわかる
  • セキュリティの問題:サイトがハッキングされた可能性などをGoogleが検出したときに警告が表示される
  • 手動による対策:Googleの方針に反するとして対策を受けると、サイトの一部または全部が検索結果に表示されない場合がある
  • Core Web Vitals:実際の利用データをもとに、ページの表示速度や操作しやすさを確認できる

「セキュリティの問題」と「手動による対策」に何か表示されていたら、最優先で対応が必要です。また、重要なページが「登録されていない」側に入っている場合も、検索に出てこない原因になります。自社で判断が難しければ、画面を保存して制作会社や保守担当に相談しましょう。

手順3:GA4で「どこから来て、何をしたか」を確認する

Search Consoleで検索の状況を見たら、次はGA4でサイトに来た人の動きを確認します。

集客の内訳は「トラフィック獲得」レポートで

GA4の左メニューから「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開くと、訪問者がどこから来たかがわかります。初期状態では「セッションのデフォルト チャネル グループ」ごとに、「オーガニック検索」(Google検索などからの自然流入)や「オーガニック ソーシャル」(SNSからの流入)などに分かれて表示されます(アナリティクス ヘルプ「トラフィック獲得レポート」)。

SNSに力を入れているのにSNSからの流入が少ない、といった施策と数字の関係を見るのに役立ちます。

SNSやメールマガジンに載せるURLには、UTMパラメータ作成ツールでパラメータを付けておくと、GA4でどの投稿から来たかを区別できます。

いちばん大事なのは「キーイベント」の数

同じレポートでは、チャネルごとのキーイベントの数も確認できます。問い合わせ完了をキーイベントにしておけば、どの入口から来た人が問い合わせにつながっているかがわかります。アクセス数が増えても、問い合わせが増えていなければ、サイトの目的は果たせていません。月1回の点検では、まずこの数字を記録しましょう。

「エンゲージメント率」で読まれているかを見る

GA4の「エンゲージメント率」は、10秒以上続いた、キーイベントが発生した、2ページ以上見られた、のいずれかにあてはまる訪問の割合です。特定の入口からの訪問だけ極端に低い場合は、来た人が求めていた内容とページの中身が合っていない可能性があります。

数字が下がったときに慌てないための考え方

点検を続けると、数字が下がる月も必ずあります。Googleは、検索流入が減る主な原因として、アルゴリズムの更新、技術的な問題、セキュリティの問題、スパムに関する問題、季節性や興味・関心の変化、サイトの移転を挙げています。

同じページでは、掲載順位のわずかな変動は常に起こりうるもので、すでに成果が出ているページなら根本的な変更は避けたほうがよいとも説明されています。1か月の増減だけで慌ててページを大きく作り変えるのではなく、次の順で原因を絞り込みましょう。

  1. 前年同月と比べて、毎年同じ時期に下がっていないか(季節性)
  2. サイト全体が下がったのか、特定のページだけなのか
  3. 同じ時期にサイトを修正・リニューアルしていないか
  4. 「ページのインデックス登録」や「セキュリティの問題」に新しい警告が出ていないか
画面の折れ線グラフを見比べながら、アクセス数の変化の原因を落ち着いて確かめる2人のイメージ

月1回・30分の点検チェックリスト

最後に、毎月同じ順番で確認できるよう、点検項目をまとめました。結果は表計算ソフトなどに毎月同じ形で記録しておくと、変化に気づきやすくなります。

  • Search Consoleのクリック数・表示回数を、前月・前年同月と比べた
  • 主力サービス名や地域名のキーワードで表示されている
  • サービス紹介ページがクリックされている
  • 「セキュリティの問題」「手動による対策」に何も表示されていない
  • 重要なページが「インデックス登録」されている
  • GA4の「トラフィック獲得」で、流入元の内訳を確認した
  • 問い合わせ(キーイベント)の数を記録した
  • 数字が大きく変わった月は、その理由をメモした

Search Consoleのデータは、収集から48時間後に利用できるようになるとされています。前月分を点検するなら、月初の数日が過ぎてから行うと、数字がそろった状態で確認できます。

まとめ:数字を「見る習慣」が、サイトを育てる第一歩

GA4とSearch Consoleは、どちらも無料で使えるのに、入れたまま眠っていることの多いツールです。毎日見る必要はありません。月に1回、決まった項目を同じ順番で確認し、記録する。それだけで、問い合わせの減少やサイトのトラブルに早く気づけるようになり、「次に何を改善すべきか」も見えてきます。

WEBeffectでは、GA4やSearch Consoleの初期設定、問い合わせをキーイベントとして計測する設定、点検結果をもとにしたサイト改善のご提案などをお手伝いしています。「ログイン方法がわからない」「数字の見方を一緒に確認してほしい」という段階でもかまいません。初回のご相談と概算のお見積りは無料です。お気軽に下記よりお問い合わせください。

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jiji

Web Production Partner

小田原でWEB制作をしている jiji です。「何から相談すればいいかわからない」という段階からのご相談も歓迎していて、現状を伺いながら必要なことを一緒に整理するところから始めています。ホームページ制作、WordPress改修、日々の業務を少し楽にする仕組みづくりまで対応しています。

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