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AI検索時代の士業事務所サイト|Google公式に学ぶ5つの見直し

GoogleのAIによる概要・AIモードで事務所の探され方が変わる中、公式ガイドは「特別なAI対策は不要」。税理士・社労士・行政書士など小規模な士業事務所向けに、プロフィールやよくある質問、料金表記など5つの見直しポイントを解説します。

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「最近、ホームページからの問い合わせが減った気がする」「お客さまから『AIで調べたら先生の事務所が出てきた』と言われた」。税理士・社会保険労務士・行政書士などの事務所を営む方から、こうした声を聞くことが増えました。背景にあるのが、Google検索の「AIによる概要」や「AIモード」といった、AIが質問に直接答える検索の広がりです。

この記事では、Googleが公開している一次情報をもとに、小規模な士業事務所のホームページで今すぐ見直したいポイントを、専門用語をできるだけ使わずに解説します。

この記事の対象:所長1名〜スタッフ数名ほどの税理士・社労士・行政書士・司法書士などの事務所で、ホームページからの相談や依頼を増やしたいと考えている方。

AI検索で「事務所の探され方」が変わっている

「AIによる概要」と「AIモード」とは

AIによる概要は、検索結果の上部にAIがまとめた回答と、参考にしたWebページへのリンクを表示する機能です。日本では2024年8月に提供が始まりました。さらに2025年9月9日からは、AIと会話するように検索できるAIモードの日本語版が順次提供されています。

Googleは2026年5月の発表で、AIモードの月間アクティブユーザー数が提供開始から1年で10億人を超えたと公表しました。同じ発表では、AIによる概要からそのまま追加の質問をして、AIモードで会話を続けられるようになったことも紹介されています。

質問が「長く、具体的」になる

Googleによると、AIモードの初期のユーザーは、従来の検索の2〜3倍の長さの質問をしていたそうです。たとえば「税理士 〇〇市」と短く打つ代わりに、「〇〇市で、創業1年目の飲食店の記帳と確定申告をまとめて頼める税理士を探したい。費用の目安は?」のように、自分の状況をそのまま聞く使い方です。

AIはこうした質問に答えるために、関連する複数の検索を自動で行い、根拠になるWebページを探して回答を組み立てます(Googleは「クエリ ファンアウト」と呼んでいます)。つまり、お客さまの具体的な状況に答えている情報がサイトにあるかどうかが、これまで以上に問われるようになっています。

まず知っておきたいGoogleの公式見解:特別な裏ワザは不要

Googleの検索セントラル(サイト運営者向けの公式ガイド)には、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も必要ないと明記されています。AI向けの特別なファイルや、特別な構造化データ(検索エンジン向けの目印のようなコード)を新たに用意する必要もない、とされています。

条件として挙げられているのは、ページがGoogleのインデックスに登録されていて、検索結果に説明文(スニペット)を表示できる状態であることです。言い換えれば、これまでのSEOの基本をきちんと守ることが、そのままAI検索への備えになるということです。「AIに必ず載せます」とうたうサービスに飛びつく前に、まず基本を確認しましょう。

士業事務所サイトで見直したい5つのポイント

1. 「誰が答えているか」をはっきり示す

Googleは、人々の経済的な安定や健康・安全などに大きく影響しうる分野を「YMYL」と呼び、こうした分野では信頼性の高いコンテンツを特に重視するとしています。税金・労務・許認可などを扱う士業のサイトは、まさに信頼が問われる分野です。

Googleのガイドでは、誰がそのコンテンツを作ったのかを明確にすることがすすめられています。代表者のプロフィール、保有資格、経歴、得意な業務を、事務所紹介ページやコラムの著者欄にきちんと書きましょう。反対に、架空の人物や実在しない資格を載せるような行為は、信頼を損なうものとしてはっきり否定されています。

2. お客さまの「よくある質問」に自分の言葉で答える

初回相談で毎回聞かれる質問は、そのままWebに載せる価値のある情報です。「顧問料はどのくらい?」「相談から依頼まではどんな流れ?」「オンラインでも対応できる?」など、実際の相談現場で出る質問に、事務所としての考え方を添えて答えましょう。

Googleは、独自の情報や実体験・深い知識が示されているかをコンテンツの自己評価の観点として挙げています。どのサイトにも書いてある一般論をまとめ直すより、「うちの事務所ではこう進めます」という具体的な説明のほうが、読む人にもAIにも伝わりやすい情報になります。

3. 料金・対応業務・対応エリアを「文字」で書く

Googleの公式ガイドでは、重要なコンテンツはテキスト形式で示すことがすすめられています。料金表を画像やPDFだけで載せている、対応エリアが地図画像にしか書かれていない、というサイトは少なくありません。本文にも文字で書いておきましょう。

料金は「〇円〜」の目安と、金額が変わる条件を書くだけでも十分です。対応できる業務・できない業務をはっきりさせておくと、ミスマッチな問い合わせも減らせます。

4. Googleビジネスプロフィールを最新にする

Googleは、AI機能への備えとしてビジネスプロフィールの情報を最新にしておくことも挙げています。ビジネスプロフィールは、Googleマップや地域の検索結果に事務所の情報を表示する無料の仕組みです。

Googleのヘルプによると、地域の検索結果は主に「関連性」「距離」「知名度」で決まり、情報が充実していて正確なほど表示されやすくなるとされています。住所・営業時間(年末年始などの特別営業時間を含む)・業種を正しく登録し、いただいたクチコミには丁寧に返信しましょう。ホームページとビジネスプロフィールで電話番号や営業時間が食い違っていないかも確認が必要です。

5. Googleにきちんと読まれる状態か確認する

どれだけ良い内容でも、Googleがページを読めなければ表示されません。リニューアル時の設定ミスで、検索エンジンを拒否する設定が残ったままのこともあります。

無料のGoogle Search Consoleを使えば、ページがインデックスに登録されているか、問題が起きていないかを確認できます。また、検索結果に説明文を出さない「nosnippet」などの設定を強くかけると、AIの回答で紹介される範囲も限られると、Googleは説明しています。

士業事務所のホームページで見直すポイントを確認するイメージ

効果の確かめ方:アクセス数より「問い合わせ」を見る

AIによる概要やAIモードから自分のサイトに来た人の数は、Search Consoleの検索パフォーマンス(検索タイプ「ウェブ」)の数字に含めて集計されます。AI経由だけを切り出した数字が出るわけではないため、全体の傾向を定期的に見るのが現実的です。

Googleは、AIによる概要が表示された検索結果からのクリックは、ユーザーがサイトに長く滞在する傾向があり、より質が高いとしています。アクセス数だけで一喜一憂せず、問い合わせ件数や相談予約の数など、事務所の成果につながる数字をあわせて追いかけましょう。

検索からの問い合わせ件数をグラフで確認するイメージ

【士業事務所サイト】AI検索時代のチェックリスト

  • 代表者・担当者のプロフィール(資格・経歴・得意業務)が載っている
  • 初回相談でよく聞かれる質問に、事務所の言葉で答えたページがある
  • 料金の目安・対応業務・対応エリアが、画像やPDFだけでなく本文の文字で書かれている
  • Googleビジネスプロフィールのオーナー確認が済み、住所・営業時間・業種が正しい
  • ホームページとビジネスプロフィールで電話番号・営業時間が一致している
  • クチコミに返信している
  • Search Consoleを登録し、インデックスに問題がないか確認している
  • 問い合わせフォームの送信数など、成果につながる数字を計測している

すべてそろっていなくても大丈夫です。上から順に、できるところから手を付けていきましょう。

よくあるご質問

Q. AI向けの特別なファイルやコードを入れる必要はありますか?

Googleの検索セントラルでは、AIによる概要やAIモードに表示されるために、新たにAI向けのテキストファイルや特別な構造化データを作る必要はないとされています。まずはインデックス登録や本文の充実といった基本を優先しましょう。

Q. AIでコラムを大量に作れば、AIに取り上げられやすくなりますか?

おすすめしません。Googleは、検索順位を操作する目的でAIなどを使って大量にコンテンツを作ることはスパムに関するポリシー違反になるとしています。AIを下書きに使う場合も、内容の正確さを専門家である先生ご自身が確認し、事務所ならではの知見を加えることが大切です。

Q. AIに事務所の情報を間違って紹介されたらどうすればいいですか?

AIの回答は、Web上の情報をもとに作られます。まずは自分のホームページとビジネスプロフィールの情報を正確かつ最新に保つことが基本です。古い料金表や移転前の住所が残っていないか、定期的に見直しましょう。

まとめ:AI検索への備えは「信頼できるサイトの基本」から

  • AIによる概要は2024年8月、AIモード(日本語)は2025年9月から提供。質問は長く具体的になっている
  • Googleの公式見解は「AI向けの特別な最適化は不要」。SEOの基本がそのまま備えになる
  • 士業サイトは「誰が答えているか」「よくある質問への具体的な答え」「料金・業務・エリアの文字情報」が鍵
  • ビジネスプロフィールの最新化とSearch Consoleでの確認も忘れずに
  • 成果はアクセス数だけでなく問い合わせ件数で確かめる

※本記事は2026年10月26日時点でGoogleが公開している情報をもとにしています。検索の仕様は変わることがあるため、最新情報はGoogleの公式ページでご確認ください。

士業事務所のホームページ改善はWEBeffectへご相談ください

WEBeffectでは、「AI検索の時代に、今のホームページのままで大丈夫か知りたい」「プロフィールやよくある質問のページを整えたい」といったご相談を承っています。現状サイトの確認から、ページ構成のご提案、Search Consoleやビジネスプロフィールの整備、公開後の保守・更新まで、まとめてお手伝いします。

初回のご相談・概算のお見積りは無料です。「何から手を付ければいいかわからない」という段階でも大丈夫です。お気軽にご連絡ください。

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jiji

Web Production Partner

小田原でWEB制作をしている jiji です。「何から相談すればいいかわからない」という段階からのご相談も歓迎していて、現状を伺いながら必要なことを一緒に整理するところから始めています。ホームページ制作、WordPress改修、日々の業務を少し楽にする仕組みづくりまで対応しています。

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