HOME/お役立ち記事/ネットショップの始め方|BASE・Shopify・自社サイトの選び方
WEBサイト

ネットショップの始め方|BASE・Shopify・自社サイトの選び方

BASE、Shopify、自社サイト。ネットショップの始め方は規模と目的で選ぶのが正解です。公式料金(2026年10月27日確認)での試算例とともに使い分けを解説します。

ネットショップの始め方|BASE・Shopify・自社サイトの選び方WEBサイト

「店頭やイベントで好評の商品を、ネットでも売ってみたい」。小売店や、ものづくりをされている事業者の方から、こうしたご相談が増えています。いまはプログラミングの知識がなくても、ネットショップを開設できるサービスがいくつもあります。一方で、選択肢が多いぶん「どれを選べばいいのかわからない」という声もよく聞きます。

この記事では、代表的なサービスであるBASEとShopify、そして自社サイトでの販売を比べながら、自社に合ったネットショップの始め方を解説します。料金は各社の公式ページで確認した内容(確認日:2026年10月27日)を記載していますが、変更されることがあるため、申し込み前に必ず最新情報をご確認ください。

ネットショップを始める3つの方法

ネットショップの作り方は、大きく分けて次の3つです。

  • ASP型のネットショップ作成サービス(BASEなど):登録してすぐに使える、手軽さ重視のサービス
  • 拡張性の高いECプラットフォーム(Shopifyなど):月額費用はかかるが、アプリやテーマで機能を広げられるサービス
  • 自社サイトにショップ機能を組み込む:WordPressのEC機能や独自開発などで、自由度を最大化する方法

どれが正解というものではなく、売りたい商品の数、想定する売上、かけられる手間と予算によって向き不向きが変わります。

ネットショップの3つの始め方を分かれ道で表現したイメージ

BASE:初期費用をかけずに小さく始めたい方向け

BASEは、初期費用・月額費用0円から始められるネットショップ作成サービスです。公式サイトの料金ページによると、プランは次の2つです(2026年10月27日確認)。

  • スタンダードプラン:月額0円。商品が売れたときに、決済手数料3.6%+40円とサービス手数料3%がかかる
  • グロースプラン:月額16,580円(年払いの1か月あたり。月払いは19,980円)。決済手数料2.9%、サービス手数料0円

公式の注記では、決済方法がPayPay、Amazon Pay、PayPalの場合はシステム手数料相当額1%が加算されるとされています。

BASEが向いているケース

  • まずは少ない商品数で、売れるかどうかを試したい
  • 月額の固定費をかけたくない
  • 写真を登録してデザインを選ぶだけで、すぐに公開したい

売上が小さいうちは、固定費がかからないスタンダードプランは心強い選択肢です。売上が増えてきたら、手数料と月額費用のバランスを見てグロースプランへの切り替えを検討する、という使い方ができます。公式ページでは、どちらのプランも使える機能は同じで、いつでも切り替えられると案内されています。

Shopify:本格的な運営や海外販売も視野に入れる方向け

Shopifyは、オンラインストアの作成から決済、在庫管理、SNSや実店舗での販売までを一つの管理画面で扱えるECプラットフォームです。公式の料金ページ(日本向け)では、主なプランが次のように掲載されています(2026年10月27日確認)。

  • Basic:年払いで月3,650円(月払いは4,850円)。オンラインの標準カード手数料3.55%〜
  • Grow:年払いで月10,100円(月払いは13,500円)。カード手数料3.4%〜
  • Advanced:年払いで月44,000円(月払いは58,500円)。カード手数料3.25%〜

また、Shopifyペイメント以外の外部決済サービスを使う場合は、プランに応じた外部サービスの取引手数料(Basicは2%)がかかると記載されています。無料トライアルや初期の割引キャンペーンも案内されていますが、内容は時期によって変わるため公式ページで確認してください。

Shopifyが向いているケース

  • 商品数が多く、在庫管理や顧客管理をしっかり行いたい
  • アプリを追加して、定期購入や予約販売など機能を広げていきたい
  • ストアフロントの翻訳や現地通貨表示など、海外販売も視野に入れたい

固定費はかかりますが、そのぶん運営の幅が広いのが特長です。売上目標が明確で、ネットショップを事業の柱に育てたい場合に検討したいサービスです。

自社サイトでの販売:ブランドと自由度を最優先したい方向け

すでにWordPressなどで自社のホームページを運営している場合、そこにショップ機能を組み込む方法もあります。

自社サイト型のメリット

  • デザインや導線を自由に設計でき、ブランドの世界観を表現しやすい
  • 会社案内、ものづくりのこだわり、ブログなどのコンテンツと商品ページを一体で運営できる
  • 販売サービスのルール変更の影響を受けにくい

自社サイト型の注意点

一方で、決済サービスとの契約、セキュリティ対策、プラグインやシステムの更新など、運営の手間と責任がすべて自社側にかかります。カード情報を扱う決済まわりは特に慎重な対応が必要です。「自由度が高い=手間もかかる」ということを理解したうえで選ぶことが大切です。

「組み合わせる」という選択肢もある

自社サイトかネットショップサービスか、どちらか一方に決める必要はありません。たとえばShopifyの公式ページでは、「購入ボタン」販売チャネルを使って、外部のウェブサイトやブログに購入ボタンを埋め込み、決済はShopifyのチェックアウトで行える方法が案内されています。BASEでも、自社ホームページからショップへリンクを張って誘導する形は一般的です。情報発信は自社サイト、決済と受注管理は専用サービスという役割分担は、手間を抑えながらブランドも伝えられる現実的な方法です。

失敗しないサービス選びの考え方

1. 月の売上見込みで手数料を試算する

売上が小さいうちは月額0円のサービスが有利で、売上が大きくなると、月額費用がかかっても手数料率の低いプランのほうが有利になることがあります。想定する月商を3パターンほど置いて、手数料と月額費用の合計を比べてみると判断しやすくなります。

試算例:月商10万円(1件5,000円×20件)の場合

公式ページの料金をもとに、シンプルな条件で比べてみます(2026年10月27日確認の料金。国内の標準的なカード決済のみ、振込手数料や配送料、アプリ費用などは含まない概算です)。

  • BASE スタンダードプラン:決済手数料(10万円×3.6%+40円×20件=4,400円)+サービス手数料(10万円×3%=3,000円)=約7,400円
  • Shopify Basic(年払い・Shopifyペイメント利用):月額3,650円+カード手数料(10万円×3.55%=3,550円)=約7,200円

この条件ではほぼ同じ水準ですが、月商がこれより小さければ固定費のないBASEが有利になり、大きくなるほど月額費用のあるプランが有利になりやすい、という傾向がわかります。実際には決済方法の内訳や振込手数料などで変わるため、自社の数字で必ず試算し直すことをおすすめします。

2. 「やりたいこと」を先に書き出す

定期便、予約販売、名入れなどのオプション、ギフト包装、海外発送、実店舗との在庫連携など、やりたいことを先に洗い出しておくと、必要な機能から逆算してサービスを選べます。

3. 将来の乗り換えも想定しておく

最初はBASEで始めて、規模が大きくなったらShopifyや自社サイトに移る、という段階的な進め方も現実的です。その場合に備えて、独自ドメインでショップを運営しておくと、移転してもお客様に案内するURLを変えずに済みます。

商品撮影から受注、梱包、発送までの流れを表したイメージ

開設前に準備しておきたいこと

どのサービスを選んでも、売れるショップに共通する準備があります。

商品写真の準備には、画像リサイズや背景除去、色違い・サイズ違いを1枚に並べる画像結合ツールなどの無料ツールも役立ちます。

  • 商品写真:明るい場所で、全体・細部・使用シーンを撮影する
  • 商品説明:サイズ、素材、重さ、お手入れ方法、作り手のこだわりを具体的に書く
  • 送料と発送日数:地域別の送料、発送までの目安日数を明記する
  • 特定商取引法に基づく表記、返品・交換の条件、プライバシーポリシー
  • 発送の手順:梱包資材、配送業者、受注から発送までの担当を決めておく

特に、ものづくりの事業者さまは、作り手の想いや製作工程を伝えるページが大きな差別化になります。

集客は「自分でつくる」意識が必要

ネットショップ作成サービスや自社サイトでの販売は、大型のショッピングモールに出店する場合と違い、ショップを開いただけでは人が集まりにくいという特徴があります。InstagramなどのSNSでの発信、店頭でのショップカード配布、既存のお客様へのお知らせ、ホームページやブログからの導線づくりなど、お客様をショップに連れてくる仕組みをあわせて考えておきましょう。店頭のお客様に「ネットでも買えます」と伝えるだけでも、リピーターの購入につながることがあります。

まとめ:小さく始めて、育てながら最適化する

ネットショップは、BASEのように固定費0円で始められるサービス、Shopifyのように拡張性の高いプラットフォーム、自社サイトでの販売と、選択肢が広がっています。「今の規模」と「1〜2年後に目指す姿」の両方から考えると、自社に合った方法が見えてきます。料金や手数料は改定されることがあるため、最新の公式情報で試算してから決めましょう。

WEBeffectでは、ネットショップの開設方法の選定から、商品ページの構成、自社ホームページとの連携、独自ドメインの設定まで、事業の状況に合わせてご相談を承っています。初回のご相談と概算のお見積りは無料です。「どのサービスが合うのか一緒に考えてほしい」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。

j

jiji

Web Production Partner

小田原でWEB制作をしている jiji です。「何から相談すればいいかわからない」という段階からのご相談も歓迎していて、現状を伺いながら必要なことを一緒に整理するところから始めています。ホームページ制作、WordPress改修、日々の業務を少し楽にする仕組みづくりまで対応しています。

この記事に関連するサービス

この記事に関連する無料ツール

SEO、文章作成、SNS投稿、画像確認など、Web運用に役立つ無料ツールを公開しています。

無料ツールを見る

WEBまわりのご相談はありませんか?

管理画面の使いづらさ、フォーム改修、投稿機能の追加、検索機能の追加など、既存サイトの状態を確認したうえで対応可能な範囲をご案内します。